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<関東大会>浦和学院−波崎柳川戦 投稿者:☆水神星 投稿日:2009年11月 1日(日)21時12分58秒 返信・引用
<関東大会1回戦、市原市臨海球場・第2試合>
波崎柳川000 200 100|3 安藤−杉山
浦和学院300 001 00X|4 安部、南、萩原大−久保
昨日県優勝校・水戸桜ノ牧が敗れ、来春のセンバツ甲子園への茨城県民の希望は波崎柳川に託された。その波崎柳川は本日、市原市臨海球場・第2試合で、埼玉1位校・強豪の浦和学院と対戦した。今年の浦学は、例年よりも打力はやや落ち、複数の投手陣と今大会屈指のキャッチャー久保君を中心に、秋は守備型のチームで臨む。柳川・エース安藤君が本来の自分のピッチングをしてくれれば、競ったゲームが出来るはず。そして4点勝負。4点目を取ったチームが勝利に近づく。
市原市臨海球場の応援席の数が少ないせいか、両校一般生徒の姿はなかったが、浦学応援席はブラスバンド、チアガールを中心としたお馴染みの応援を展開。一方、柳川応援席もブラスバンド、応援団が駆けつけ熱のこもった応援を展開した。また今日は風が非常に強く、センターからホーム方向に強い風が吹き、飛球に影響を及ぼした。
柳川・安藤君、浦学・阿部君、両右腕エースの先発で試合が始まる。試合はいきなり1回に大きく動く。
【1回裏】浦学の攻撃。安藤君の立ち上がりが注目されたが、関東大会初戦、浦学相手ということで緊張感と気合が入り過ぎ、制球が定まらない。3死四球で2死満塁のピンチを迎える。ここで浦学6番・レフト荒井君の当たりは、一塁後方、レフト線へポトリと落ちる2点タイムリーとなり、浦学が2点を先制する。尚も2死1・3塁から7番・ライト森君の当たりも、ピッチャー後方の小飛球がショート内野安打となり、三塁走者が生還。浦学3点目。更に死球で2死満塁。これ以上の失点は試合を一方的なものにしてしまうところであったが、ここは安藤君が踏ん張り、9番・ショート小林君を二ゴロに切って取る。
柳川にとっては、四死球で溜めた走者を、アンラッキーなヒット2本で返されてしまい、非常に嫌な展開。このまま大差でのコールドゲームも頭をよぎる。しかし安藤君が2回以降、まだ思うような制球は出来ないものの、非常に気持ちのこもった投球を見せ、手元で伸びるストレート、縦のスライダーを中心にフォークも交え、浦学打線を封じる。セカンド山本君の好守などもあり、2,3回と浦学打線を3者凡退に切って取り、流れを柳川に引き寄せる。
浦学先発・阿部君は、130キロ中盤のストレートとカーブ、スライダーを中心とした変化球で緩急を付けたピッチングを見せるが、柳川打線は対応は出来ていた。そして0−3のまま迎えた【4回表】柳川の攻撃。先頭3番・菅谷君が死球で出塁すると、送って1死2塁とする。ここで5番・キャッチャー杉山君が、カウント1−3からのスライダーを右中間へタイムリー3塁打し、柳川が1点を返す(1−3)。尚も1死3塁のチャンスで、続く6番・センター加瀬主将が、カウント1−3からスクイズを敢行。しかしピッチャー正面のやや強いゴロになってしまい、阿部君が捕球、本塁送球アウトのタイミングであったが、三塁走者・杉山君と浦学・キャッチャー久保君が本塁手前で激突。久保君が送球を弾く間に、杉山君がホームインし、柳川2点目を上げ1点差に詰め寄る(2−3)。柳川は特にこの回、阿部君の低めへの変化球には徹底して手を出さず見極め、ボール先行の状況をつくり上げたことが得点へとつながった。
安藤君は、4,5回の浦学の攻撃も3人で切って取り、流れは完全に柳川へ。終盤に向けて期待が大きく膨らむ。
浦学は6回から、先発阿部君に代え、2番手で背番号10の噂の196センチ右腕南君をマウンドに上げる。しかし南君、角度だけでストレートも変化球もたいしたボールではなく、柳川打線にチャンスは充分にある。
柳川【6回表】、その代わった南君に対し、2死1塁から6番・加瀬主将が、カウント2−3と粘った後左前ヒットを放ち、2死1・3塁のチャンスをつくる。ここで7番・レフト浜浦君の打球はレフト深くまで飛んだが、惜しくも左飛になり、柳川同点ならず。
【6回裏】浦学、2回から5回まで浦学打線を3人で片付けてきた安藤君であったが、この回先頭の4番・久保君を死球で歩かす。2死2塁となり、7番・森君に対してカウント2−0と追い込む。しかし、ここで3球目の内角ストレートをキャッチャー杉山君が弾き2死3塁としてしまうと、続く4球目の同じような内角ストレートを、又しても杉山君が後逸してしまい、3塁走者が生還(2−4)。柳川としては、まさかの連続捕免で、ノーヒットで痛い1点を浦学に与えてしまった。完全に流れ、主導権は柳川にあっただけにミスでの失点は痛い。
しかし柳川は【7回表】、2死から1番・ファースト塚本君が四球で出塁すると、続く2番・サード辻野君が、カウント2−3から一塁線を破るタイムリー3塁打を放ち、再び1点差に詰め寄る(3−4)。尚も2死3塁の同点のチャンスで期待の3番・ライト菅谷君を迎える。ここで浦学は、2番手の南君に代え、3番手にファーストの左腕萩原大君をマウンドに送る。春の関東大会でも投げていた投手であり、スライダーを中心とした変化球を低めに集めで打たせて捕るピッチング。その萩原大君に対し、菅谷君カウント1−2からのスライダーを引っ掛け、三ゴロに倒れ、柳川同点にはならず。
その直後の【7回裏】浦学の攻撃。柳川ピンチを迎える。先頭を死球で歩かせると、続く送りバントを、ファースト塚本君が二塁へフィルダースチョイス。送って1死2・3塁の大きなピンチを迎える。しかし安藤君、このピンチでも気持ちのこもった投球を見せ、2番・セカンド濱田君を投ゴロ、3番・ファースト萩原大君を一ゴロに切って取り、ピンチを切り抜ける。
【8回裏】浦学の攻撃。安藤君、またしても先頭を四球で出塁させると、送って1死2塁のピンチを迎える。しかしここも後続を打ち取り、柳川最後の攻撃を迎える。
何としても同点、逆転したい柳川は【9回表】、1死から鴨川君、高田君と代打攻勢をかけるも、浦学3番手・萩原大君を捕らえられず、無念の試合終了。
完全に流れ、主導権を握っていたものの初回の3点が大きく、あと一歩のところで追い付けず、柳川の甲子園への挑戦は終わってしまった。
<波崎柳川>
強豪浦学相手に試合内容は勝っていただけに悔しい。しかし自分達の力をこの関東大会で発揮でき、納得出来る敗戦でもあった。エース安藤君は、初回こそ緊張から入れ込み過ぎてしまい、制球を乱して失点してしまったが、2回以降は浦学打線相手に本当に気持ちのこもった見事なピッチングを見せてくれた。気持ちで浦学打線を封じたといってもいいだろう。結局、浦学打線に打たれたヒットは、初回のアンラッキーなヒット2本を含む僅か3本のみ。だが、そのアンラッキーなヒット2本が大きかった。6回の4点目となる連続捕免も残念であった。失点4は全て四死球の走者を返されたもの。終盤は3イニング連続で先頭を四死球で歩かせピンチを背負った。そこが安藤君の今後の大きな課題であろう。
守備陣も内外野良く守り、打線も浦学先発・阿部君、2番手の長身右腕南君に対し、対応出来ており、海老原監督の指示も的確だったと思う。またベンチも盛り上がっており、非常に良い雰囲気であった。最後は浦学3番手の萩原大君に上手くかわされてしまい、走者を出す事が出来なかった。
勝たせてあげたかったが、この試合で得たものは収穫、課題を含め大きい。それだけ柳川にとって内容のあるゲームであった。今大会は千葉、神奈川、埼玉がほぼベスト8を独占しており、限りなく可能性は低いが、浦学が関東大会を優勝し、ベスト4に地域的バランスの偏りがあるようならば、柳川の選抜もない訳ではない。この冬、海老原監督の下で死にもの狂いの練習をし、心身ともに逞しく成長した姿を来春逞見せて下さい。期待しております。そして、今日は本当に良い試合を見させてくれて有難う。関東大会お疲れ様でした。
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